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世界の食情報【フランス】

TANNO PETITさんのフランスからのレポートです。

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“食”へのこだわりが見えるフランスのマルシェ  2013.11

 

便利さが追求される日本に比べ、昔ながらのやり方を受け継ぎ、不便さをも味わいにして楽しむのがフランス流。それはパリだけでも約90カ所でそれぞれ週2回ほど開かれているマルシェでも言えることです。

ウサギは鉄砲で仕留められたままの状態で陳列されているし、この時期人気の魚のスープは家から持って行ったビンへ漏斗(ろうと)で必要な分だけ入れてもらいます。野菜や果物は袋詰めされているのではなく、客が自分で気に入ったものを一つひとつ選ぶという吟味のしよう。それは、栗やキノコなど小さいものにも及びます。

 

買い手がそれだけ真剣ですから、売り手はもちろんその分野のエキスパート!美味しさの保証と誇りが、熟して香りが立ち上る果物や、客の質問にユーモアを交え的確に答えるやり取りから伝わってきます。
人気店には行列ができるので一目瞭然。「寒い中待つのはどうってことないわ。美味しいものが食べたいの」そんなフランス人のつぶやきが聞こえてくるようです。

もちろんフランスにもスーパーマーケットはありますが、マルシェには季節のおいしさや、食べ物本来の味を求める人で毎度大にぎわい。
家に帰ったら、キャンドルやテーブルウェアをセッティングしたリビングで、ワインを飲みながらゆっくりと、食べる時間を楽しむ。
食を吟味することは、人生を楽しむことなのだと改めて感じる日々です。

(((サンテのひとりごと)))

フランス人の食へのこだわりがすごいことはなんとなく想像できますが、
それでもパリ市内で90ヶ所×2回もマルシェが開かれているのは驚きです。
ブドウを選んでいる真剣な目をしているおばさんの写真が伝わってきます。
こういったところでパリ市民の味覚は研ぎ澄まされていくのかもしれませんね。(今井雅浩)

次回をお楽しみに!