コラム 世界の食事情 アフリカ・ガーナ編1

 今回は、ガーナに行った時の話を交えてガーナの食文化を紹介します。

アフリカと一括りにしてしまいがちですが、広大なアフリカ大陸の中では自然環境や文化、生活習慣は実に多様です。そんなアフリカの中でもガーナと言えば、日本人はチョコレートを連想するぐらい日本では親しみのある国かもしれません。

 日本との関係でいえば、野口英世が最後に過ごした場所でもあります。

アフリカ ガーナの食事

ガーナの食事は、「主食1種類+シチュー1種類」という組み合わせが基本になっています。

 主食は、ヤムイモ、キャッサバ、プランテンバナナ、モロコシ、トウモロコシ、トウジンビエなどとても炭水化物の種類が豊富です。食べ方は、いもなどはそのまま食べたり、餅にしたりして食べます。また近年では都市部を中心にコメを食べるようにもなってきました。

一方、シチューというのは、魚や肉などの煮込み料理のようなもので、ほとんどの料理がトマトベースで唐辛子の辛さがガーナ料理の特徴です。

ガーナでは手を使って食べるのが一般的です。スプーンを出してくれることもありますが、バンクーやフフなどのお餅は、手でちぎってシチューをたっぷり浸して食べるほうがおいしくいただけます。

ガーナの主食その1 バンクー(Banku)

バンクー(Banku)」は、ガーナでは主食として最も食卓に登場する炭水化物です。キャッサバとトウモロコシ(日本で食べるトウモロコシと違って糯性の高い種類のもの)を発酵させてから、お湯で練り団子状にしたものです。発酵させているので、味も匂いも酸っぱく、日本人にとってはちょっと苦手と感じる人も多いように思います。

 

ガーナの主食その2 フフ(Fufu)

「フフ(Fufu)」は、キャッサバと食用バナナのプランテーン(甘くありません)を茹でて、臼と杵でついてまるめたものです。

作り方は日本の餅つきそのものです。出来上がりは日本のお餅よりもさらにふわっとした食感で、私もとても気に入っています。ただ、フフは作る手間がかかるからか、日常でも食べますが、バンクーよりも食べる機会は多くありません。どちらかというと特別な行事のときに振る舞われることが多い食べ物です。このあたりも日本のお餅に似ているかもしれません。

ある村の村長さんと

(今井雅浩)